摘み取り

3月下旬からお茶の摘み取りが始まります。鹿児島県の産地では、乗用型摘採機での摘み取りが普及しています。



荒茶工場(FA工場)
お茶の葉を蒸気で蒸します。表面の水分をとりのぞきながら冷やします。
摘みながら、熱風で乾かします。
お茶の葉に力を加えて水分の均一をはかりながら摘みます。
お茶の葉に熱と力を加え形を整えながら乾かします。
摘み上げたお茶の葉を十分乾かします。ここまでの工程でできたお茶は荒茶とよばれます。
農協共販によりほとんどが県茶市場に出荷されます。

茶市場集荷場
荒茶を精製設備に投入しています。解袋・投入は省力化が図られています。

解袋供給機
荒茶は形状が不揃いなので、ふるいにかけ、切断して形を整えます。粉や茎なども選別され粉茶や茎茶の原料となります。
 
平行ふるい機          色彩選別機
 
  火入機            冷却機
お茶をよく乾燥させ青臭みを取り除くと同時に、お茶の香りや味をつくりだし商品価値を高めます。
出来上がったお茶は品質のムラがないようブレンドし均一化をはかります。ここまでの工程でできたお茶は仕上茶と呼ばれます。

全自動合組機
ブレンドされたお茶をチッソ充填で品質劣化防止の処置を施した上で袋詰めします。これらの一連の作業は自動で行われ、省力化が図られています。


袋詰機(全自動袋詰機)


ロボットパレタイザー
袋詰めされた製品を自動でパレットに積み込みます。
   

包装工場
袋の容量に合わせ計量してから、
異物の有無をチェックし袋詰めします。
計量は百分の一グラムの単位で管理されます。